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だまされた!!! - スリランカの旅
はい、やっとだまされたネタの日記を書こう(笑)ちょっと長くなってしまいます。今後キャンディに行く人たちが同じような詐欺にあわないように、一通り書いてみます。

2日目の夜まですべてが順調にいっていたスリランカの旅。出会うスリランカ人はみんな素朴でひとなつっこくていい人ばかりだった。予想よりスリランカめっちゃいいじゃん!!というのが私たちの印象で、スリランカ人に対してはまるっきり油断をしていたら、、詐欺にあってしまった071.gif

日記に書いたようにくたくたになってシギリヤロックからキャンディにもどってきた夜、ばったりT君とも再会して一緒にディナーに行こう!と盛り上がったんだけど、近くのホテルに入っているお目当てのレストランは例によってお正月のために閉まっていた。うーんどうしよっかーと話していた時、スリランカ人の男性が英語で声をかけてきた。
「ビール飲めるお店もしかして探してる?僕ここのホテルで働いているんだけど、今日は閉まってるし、他にいいとこ知ってるから教えてあげるよ!」
たしかにお店はほとんど閉まっているし、教えてくれるならありがたい。日本人の親友がいるんだよーという彼の話しに盛り上がりながらついていったら暗い路地を曲がるという。うーん、ちょっと危険そうだけど、こっちは男2人女1人の3人だし、ま、とりあえず行ってみようと。

そして着いたところは場末のバーみたいなお店で、スリランカ人の男達がたくさんたむろっていた。
おー、こんなローカル体験もいいかなー、というノリで席についた私たち3人。なぜか彼も一緒に席に着く。え、一緒に飲む訳?ま、これもありかなーとビール4本、いくつかの食べ物をオーダー。超ローカルっぽい雰囲気なのになぜか英語のメニューがあるのが、今考えてみれば怪しい。
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しばらくしてから、彼が切り出してきた。
「ホテルにもどればお金があるんだけど、今はもっていないから飲み代と自分の子供にご飯を買うのに2000ルピー貸してくれないか。一緒にホテルにもどってお金返すから。」
げげ、怪しい。怪しすぎる。とおもいつつも、完全に大丈夫だよーと信用しているオット(笑)。まーそういうなら信用してみるか、と2000ルピーを渡し、店の奥にご飯を頼んでくると消えていった彼。
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戻ってきてしばらくした後、店で働いているという友達が登場。お腹もいっぱいになったしそろそろ帰ろうとお会計をしたところ、、、、高い。高い。タバコ2パックで1100ルピー、ビール2本で900ルピー。これは彼が頼んだ物だからあとで計4000ルピーを返すと約束。
他の食べ物も確かに高いけど、お正月料金というのでまーしょうがないかと素直に彼の友達の従業員へ支払いを済ました私たち。後から考えてみれば、あのチンピラのたまり場のレストランで高すぎるとかってもめていなくてよかった。何人かのスリランカ人に囲まれちゃったら危なかったよなー。

さて、それでは彼からお金を返してもらいに一緒にホテルまで行きましょうと店を出る。5分くらい歩いたところで、彼が言う。
「日本人からお金を借りたことをホテルのオーナーにバレたらクビになるから、ここで待っていてほしい。すぐお金をとってもどってくるから。」
さすがに私たちも、いやーーー怪しい怪しすぎる。と気がつき始める。いやいや、一緒についていくから。というわけでまたしばらく歩く。そうするとまた立ち止まって、ここで待っているようにと交渉してくる彼。何回かその押し問答が続き、彼が逆切れし始めた。俺のことが信用できないのか!なぜだ!!と。

私たちが泊まっていたホテル、Queen's Hotelの角にきたあたりで、彼がもういいっ!といって1人で引き返し始めた。まてよまてよ、逃げるなよ!と追いかけるT君。その間にQueen's Hotelに助けを求めにいったオット。私オロオロ(笑)

ホテルのスタッフが外に出てきてくれた瞬間、奴は走る走る走ってにげたーーーーー!!!
T君、追いかければ捕まえられたけど、ナイフとか持ってたら危険だからやめよう、と咄嗟の良い判断。結局彼はどこかに消えてしまった。

目撃者は私たち3人とホテルのスタッフ4−5人。いやー、Queen's Hotelの皆様がとっても親切にしてくれた。スリランカ人として本当に申し訳ないと。このせいでスリランカの印象を悪くしないでほしいと。出来る限りの手助けをさせてほしいと。そして、彼らが警察までつれていってくれた。

だまし取られたのは日本円でたったの3000円と、高めに請求された飲食代。もし私たちだけならきっと警察になんて行っていなかっただろう。
ホテルの皆さんと警察に行き、一通り事情をす。そして思い出す!は!奴の顔写真持ってます!!!私、奴の写真を撮っていたのだ。ナーーーーイス!!!

写真を見せたら、全員が知っていた地元のチンピラ(笑)無免許で観光客相手に詐欺ガイドをしている有名な男らしかった。私たちに話したのは全部うそ。僕は仏教徒で日本人をとっても慕っている、とか、スリランカにたくさん支援している日本に有り難く思っている、とか、ホテルで働いている、とか、子供がいる、とかぜーーーーんぶ嘘!!!ばりばりのイスラム教徒で、ドラッグディーラーもしているらしかった。子供なんて絶対いないとのこと。

早速警察と一緒に彼の家にいって捜索してみるも、もちろん不在。明日の朝までにみつけておくので朝8時に警察にもどってきてほしいということでひとまずホテルに帰った私たち。
翌朝、ホテルの人たちと警察に行くと重犯罪課の偉い人に通される。ひったくりに合ったのだと勘違いされていたので、重犯罪に通された。実際は詐欺なので軽犯罪課の管轄らしいんだけど、まだみつかっていなかった彼をもう一度探しに部下をよこしてくれた。そして30分後、無理だと思っていた奴がのこのことつかまったという!!!!

実際はちゃんとした被害届をださないといけないんだけど、私たち外国人は裁判にもどってこれないので届けを出しても意味が無い。アンオフィシャルだけど、警告だけは警察からできる、、、ということで、奴が私たちの目の前まで通された。私たちをみた瞬間、奴、「おまえたちかよーーーー(涙)」というびっくり顔。英語できないとかただの観光客だからと思って、日本人をなめんなよ!
なんやかんやもごもごと警察のお偉いさんに言い訳をしているらしい奴。そうするとお偉いさんの顔がみるみる沸騰、鼻息も荒く、ブチ切れた!!!パンパンパンパンパンッとやつにビンタ5発!なんてわるいやつなんだ!!!!ってね。目の前で、、、、、それにはさすがにちょっとビビった。

もう絶対やるなよ、という私たちからのお願い、とともに、彼が自白して詐欺を認めたため14日間の拘置が決まった。全くつかまるとは予想もしていなかった私たちはびっくりとともにすっきり!警察のお偉いさんのアンオフィシャルビンタのおかげもあってさらにすっきり(笑)

後から3人で反省会。よく考えてみたら、ところどころに怪しい要素がいっぱいだった今回のケース。30ヶ国以上旅行には行っているけど、あからさまに騙されたのは今回が初めて。大反省。残念だけど、海外でお金を持っている日本人にひとなつっこく話してくる人を信じすぎてはいけません。油断大敵。最後まで読んでくれたあなたも、きをつけてね。
Top▲ | by saocean2 | 2012-04-20 00:43 | ☆スリランカ
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